
ディアウォールとベニヤ板で基礎をつくり、LEDテープとスポットライトと壁紙によりテレビボードを作りました。
配線周りをすべてテレビボードの裏側にまわしているのですっきりしています。
賃貸でもできました重労働でした。その記録です。
簡単な設計図はこちら

ベニヤ板は91cm×182cm、厚み5.5mmを4枚つかいます。
最初はベニヤ板ではなくコンパネ(コンクリートパネル)を考えましたが、安全面でベニヤ板に変更しました。
ディアウォールは最低でも3本必要であることがわかります。
壁掛けテレビにするためにディアウォールの間に更に木材で架橋構造をつくります。
木材はすべてコメリドットコムで購入しました。
▼ツーバイフォーを配送で購入するときの最安を調べました。

まずはディアウォールでテレビを壁掛けに

ツーバイフォーの長さは183cmですが、天井高さが225cmのため長さが足りません。
長さを補うためにダボつなぎにより延長しています。
183cmよりもながいツーバイフォーを探すよりも、こちらのほうが安くすみます。

架橋構造はダボつなぎと金具で、ディアウォールとつながっています。
テレビの重さで正面に崩れ落ちないように、強度をしっかりもたせています。
こちらのテレビは32inchなのでそこまで重くないですが、55inch以上のテレビの壁掛けは要注意だと思います。
▼壁掛けテレビのための金具。一番安いやつ。
ベニヤ板でディアウォール感をなくす

ベニヤ板は厚み5.5mmのホルムアルデヒド級数☆4のものです。
ベニヤ板も大きく、ホームセンターで購入して持ち帰ることが難しいです。
コメリドットコムであれば、僅かな送料で配送してもらえるのでおすすめです。

ベニヤ板は1枚5.5kgと重いので、作業時は気をつける必要があります。
一人での作業のため、ベニヤ板の位置合わせの際にはクランプでベニヤ板を仮支えしてます。

▼DIYでなにかと役に立つクランプ。
一方で、壁掛け金具の上にベニヤ板を乗せることで、一人でもベニヤ板の位置合わせが可能です。

ベニヤ板でディアウォールを隠すことで、むき出しの配線も見えなくなり、壁紙を貼ることもできます。
賃貸で原状復帰が求められる場合でも安心です。

テレビボード裏の配線

ダボつなぎでいつも使っているφ8mmのドリルビットでの穴あけを繰り返すことで、配線のためのおおきな穴をあけました。
▼YAMAHAの5.1chのサウンドバー。普通のスピーカーよりもやっぱり低音がよく響くので、テレビボードがよりゴージャスになります。
テレビの裏の配線は複雑です。録画のためのハードディスクを橋掛構造のなかに埋め込んでいます。
▼テレビの録画保存のためのハードディスク。

電子機器の電源となるタコ足プラグを橋掛構造の中においています。

テレビボード裏の配線は自由にできないので工夫が必要です。ケーブル類を釣っていきます。まずは、適当は紐を裏に通します。

吊り下げた紐に、ケーブルを結びつけます。

後は紐をひきあげることで、ケーブル類をテレビボード裏に通すことができます。

小物をおくためのデッキの仕上げ
小物を陳列するためのデッキをつくります。小物はすべてこちらに置くようにすることで、部屋に物が散らばないようにします。
十分な重さに耐えられる頑丈なステンレスの棚受けをディアウォールに取り付けます。

デッキ部分はツーバイフォー材を、横方向に2本、縦方向に2本をタッカーとダボでつないでいます。
ですがボンドで完全なダボ結合はしていないです。あとで簡単に分解できるようにしました。
ダボでつないでしまうと長さ3.6mのSPF材ができてしまって、取り扱いに苦労します。

▼タッカーがあれば壁紙貼りにも使えて便利。替芯はダイソーで購入できます。
ライティングの仕上げ
ワンバイフォー材3本をダボつなぎした板材でカバーをします。
上部のむき出しのディアウォールや上部の配線を隠すことができ、さらにスポットライトのシェードとして、間接照明にする効果を狙っています。
更にこちらのカバーは、プロジェクター用のスクリーンの収納スペースになります。
まずはボンド無しのダボつなぎで、カバーの位置合わせと固定をします。
こちらもかなり重労働かつ危険が伴いますので、なるべく二人以上で作業したほうが良いです。一人だとこのような作戦が必要になります。

位置合わせをしたカバーはビスで留めます。カバーも重いので強度が問われる部分でもありますが、ビス止めにとどめています。
ボンドで完全にくっつけてしまうと、いざテレビボードに色々インストールするときにとても大変です。
実際にこのDIYのあとに、プロジェクター・スクリーンを導入することになり、カバーを取り外す必要がありましたがスムーズにできました。


スポットライトはAmazonで購入しています。クリップ付きなので挟むだけで取り付けが可能です。電球は別途、LED電球を購入しています。
▼金属光沢があってかっこいいクリップ照明。
LEDテープは5m×2巻で、リモコン制御かつRGB制御できるものを購入しました。
▼Amazonで一番評価の高いLEDテープ。
リモコン制御できることで、最終的にはアレクサによる音声制御が可能になります。
RGB制御できることで、電球色を再現することができます。
LEDテープをディアウォール側面やベニヤ板裏側に張り巡らせます。
裏側はわざわざのぞきこむ人間も少ないので、表面上だけ良ければ裏側の見栄えは気にしません。

壁紙の仕上げ
壁紙は石目調でグレーのものを購入しました。石目調の凹凸は間接照明で更に浮き上がりおしゃれに見えます。更に、部屋全体の基本色をグレーにしたいと考えていたためです。

壁紙は91cm幅のため、まずは下半分をベニヤ板に貼り付けていきます。

まずは位置合わせのために、スコッチテープで仮止めしています。

全面を糊付けするのは手間であり、更にベニヤ板では糊の染み込みによるシミ発生が気になるところです。
そこで、タッカーと両面テープによる最小限の固定のみ行います。これにより壁紙自体の再利用も簡単です。
上辺はタッカーでベニヤ板に固定し、両側は両面テープで固定しています。

余っている部分をカッターで切り落としていきます。ベニヤ板の形状に合わせてカッターの刃をなぞるときれいに切り落とすことができます。

次に上半分に壁紙を固定していきます。作業空間が上方になるので、難しいことができません。そのため、上辺は洗濯ばさみでとめることにしました。クリップライトでも挟んでいます。両側は両面テープで留めています。

壁掛け金具や配線周りも、ケーブルが通るように壁紙をカットします。

完成
デッキには時計をおいています。
時計はよく見るのに壁にあると見上げるのに首が疲れますし、勝手に視界に入ってきてほしいのです。
LEDで白い壁を間接的に照らすことで、部屋全体を明るくしています。
2つのスポットライトで、無機質なテレビを浮き上がらせています。石目調の壁紙の凹凸も見事に浮き上がっています。

後日、DIYでプロジェクター用のスクリーンも設置しています。

今までの賃貸DIYの作品は全てこちらにまとめています。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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