テント素材は「吸水しにくさ」が大事。NEMOの新しいテント生地「OSMO™」ってなに?

NEMOから超軽量ダブルウォールテントが発売されるらしい。

その名もHORNET ELITE OSMO™ 。

目を引いたのはダブルウォールで657gという軽さ。でも製品説明をみるともっと気になる記述が。

濡れた時に3倍伸びにくい独自開発の100%リサイクル素材のOSMO™ファブリックを採用しています。

軽量テントの生地はだいたいがシルナイロン。シリコンコーティングされたナイロンって意味。

シルナイロンは濡れると生地が延びてしまう欠点があります。例えばみなさん、こんな経験ありませんか?

「テントを設営した直後はピーンときれいに張れたのに、一晩たったらたるんでダラ~ンとなってるんだけど・・・」

テント設営直後。3F UL gearのLanshan 1Pro。ナイロン製。
一晩あけて。ちょっとたるんだ?

これはテント生地のシルナイロンが一晩のあいだに結露によって水を含んで、延びちゃったせいってこと。

ナイロンは一般的には吸水すると2~4%ほど延びるらしいですよ。これって結構なんですよねー。

例えばテントの生地の長さが3メートルだとしたら、6〜12センチメートルものびるってこと。そりゃたゆみますわ。

フライシートの吸水とたるみって↓のようにいろんな問題を引き起こします。

  • テントが水分で重くなる
  • 内側のインナーテントにくっついて濡らしてしまう。
  • 風でテントがバサバサする。
  • 乾くのに時間がかかるので、テント撤収のときにぬれたまま。
  • フライシートの防水性が下がる。

フライシートの防水性が落ちるのはかなり厄介。イメージしやすいのが傘ですね。

傘をさすとピーンと生地が張るので生地自体の防水性が低くても雨を防げるのですが、折りたたんだ傘は生地がピーンと張った状態じゃないので防水性能が著しく下がるのです。

傘をたたむと、途端に内側が濡れた感じになるのはたぶんこれが原因。

吸水しにくい生地として、最近はDCFとかシルポリ(シリコンコーティングポリエステル)がテント素材として最近は導入されつつあるってのが今の流れという認識。

左手前はDF素材のテント。おそらくTarptentのNotch Li。吸水しない生地。

例えばSix moon designsのLunar soloも2021年モデル?からシルポリになりましたよね。

ルナソロ
シルポリエステル素材

ちなみに同じSix moon designsでもルナソロ以外はまだナイロンだったり。今は移行期って感じ?

デシュッツプラス。ルナソロの次によくみかける。
シルポリではなくシルナイロン

前置きが長くなりましたが、さっそく独自素材の生地OSMO™について調べてみるとこんな記載。

ナイロンとポリエステルを編み込んだ生地

グレイッシュなカラーは多分この構造に由来してるんしょうね。色がついているナイロンと、白色のポリエステルというブレンドで薄いカラーに仕上がっているのだと推測。

ポリエステルをメッシュにして編み込むことで、ポリエステルの吸水しにくい性質を組み込んでいるのがポイントってことですな。

シルポリ100%にしない理由がよくわからないけど、ナイロンのほうがポリエステルよりも強度は高いのでそのバランスをとったのかもしれないなぁと。

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